45歳から始める英会話とプログラミングの行く末。

もう45歳になってしまいました。が、前から身につけたい!と思っていた英会話とプログラミングを取得していくために(挫折しないように)日々をつづります。

パラサイト 半地下の家族

そもそも韓国映画は好きです。

グエムルとか、何かで失踪した兄の話とか?も面白かった。

 

<あらすじ>

ダメ親父とその妻、長男と長女の4人家族が暮らす家は半地下。トイレの便座が生活している部屋より高い位置にあり、窓からは酔っぱらってゲロる人が目線より上にあるような家。ピザを入れる箱作りで生計を立てている下流層。

 

そんなある日、長男の友人からの誘いで、上流家庭の娘の英語の家庭教師をしないか、という誘いがある。大学にも行っていない長男は、経歴書を偽造し、うまく家庭教師として上流家庭に潜り込む。

そこには絵を描く才能があると親バカに思われている息子もおり、美術系に強い長女を知人の美大生だと紹介し、それもうまくいった。

さらに、ダメ親父が運転手、その妻は、元からいる家政婦を罠にかけて追い出し、自分が家政婦と雇われることに。家族全員が素性もバレずに上流家庭にパラサイト。

 

上流家庭家族が家族そろってキャンプに行った日、下流一家は上流家庭の大きな屋敷で飲めや食えや宴会を開いていた。すると突然玄関チャイムが鳴り、以前追い出された家政婦が戻ってきた・・・忘れ物があると言い、それを何としても取りに行きたいという。それは地下にあるという・・・

 

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<感想>

初のアジア映画でアカデミー賞受賞(あってる?)というキャッチコピーと、韓国の上流家庭、下流家庭の格差がすごく、大豪邸に住んている成功者と、半地下のようなところに住んでいる貧乏な家庭がある、という情報のみで映画の内容は何も知らずにAmazonでレンタル。

 

親父はぼーっとしていてやる気がなく、母親は口が悪くだらしない。長男はおとなしく英語を教えられるくらいなので大学は行っていないが頭は良い。長女はグレているわけではないが現在の生活環境に失望している。

なるほど、日本にもいわるゆDQN、ヤンキー家庭はこんな感じであまり変わりないんじゃないかな。子供たちが日本の場合は親と同じようにヤンキーになりボーボーいう変な被り物をしたような車にのっているイメージがあるが、ちょっと違うのかな、韓国は。

 

大学には行っていないのに英語の家庭教師ができるなんて、やはり学歴社会の韓国なので平和ボケした日本人よりはるかに持っている能力値が高いと思った。

長女も卒業証明書の偽装など、イラレやフォトショを使いこなせないとできないようなレベル。

 

映画に出てくる豪邸は素敵。こんな広くて物の少ない家に住みたいね(笑)ベンツに乗って(笑)子供部屋なんて、俺んちの1階部分を全部合わせたくらいあるね。やっぱり金銭的に成功しないとこんな立派な家には住めないんだろうね。

 

一家4人がパラサイトして、上流家族がいないときに宴会していきなり帰ってきて大わらわ、って感じになると思っていたんだけど(実際に帰ってくるんだけど)、追い出した家政婦が帰ってきてからが全く想像できなかった。

 

その後の上流夫婦のSEXの描写がリアルすぎてちょっと、んーーって感じだった。表情とかで表現するのではなく、裸になるとかではないけど実際の行為の全体を撮影してるので、これは欧米や日本映画とも違うなというところか。これはこれでリアル感があるので良いのか?

 

ネタばれだけど、最後、下流の娘が殺され、上流の夫も殺され、下流父は地下に潜りそのまま発見されず行方不明扱い。

長男も刺され一時障害を負ったが回復したようで、最終的に父親の潜伏しているその家をお金持ちになって買い戻し再会、となる。

 

ちょっと最後が、あんな国中に知れ渡るような時間の当事者のひとりである長男が、10年もしないうちに社会的にも金銭的にも成功するものかね? まぁこれがフィクションの面白さでもあるよね。

 

半地下の家がある地域が水害にあい、便器から便が吹き出しているのには閉口したが、頂上はその便器の蓋の上に座ってスマホいじっていてなんとなく救われた気がした。