45歳から始める英会話とプログラミングの行く末。

もう45歳になってしまいました。が、前から身につけたい!と思っていた英会話とプログラミングを取得していくために(挫折しないように)日々をつづります。

赤い指 [東野圭吾]ネタバレ

主人公はくたびれたサラリーマン。

定時も過ぎ、そろそろ帰宅しようとしているところ、主人公の妻から電話があり「とにかく急いで帰ってきてほしい」と。理由を聞いても答えは無く、認知症の母の介護に毎日来てもらっている主人公の妹も理由をつけて断ってほしいと。

帰宅すると日常の雰囲気ではない。室内の様子をみると庭に黒いビニールをかけた何かが。妻に説明を求めると、中学生のひとり息子が幼女の首を絞めて死なせてしまったとのこと。

主人公は慌てて警察に連絡しようとするが、警察に連絡するとひとり息子の将来がなくなってしまうと拒否する。何はともあれひとり息子に事情を聞くが、妻の過保護教育の為に扱いづらくなった彼からはまともな回答が得られない、

色々考えた結果、死体を遺棄することに。自家用車を持たない主人公は、家電製品を買った際に保管してあった大きな段ボール箱に幼女の死体を入れ、自転車の荷台に乗せ、人気の少ない深夜に、近所お公園のトイレに遺棄し、証拠を隠滅する。

 

翌日、朝の散歩中の老人が遺体を発見し、警察が動き出した。
公園周辺の聞き込みをする刑事。当然主人公宅にも訪問。家族で話し合い、息子の殺人を隠蔽することにし、何食わぬ顔で対応。しかし、刑事には気になることが。

再び主人公宅を訪れる刑事。主人公は2度も訪れる刑事の様子に、明らかに自分たちが疑われていると感じ始める。そこで、息子を守るため、認知症の母が誤って幼女をころしてしまったことすることに。
しかし、刑事は様々な調査から主人公の母が犯人ではないと感づき、主人公に真実を自白するように誘導していく。

良心の呵責に耐えれれなくなった主人公は、息子が犯人であると自供。息子は逮捕されるが、全く反省の色が無いどころか、幼女殺人は親が悪いのだと。

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<印象にのこったこと>

・もう一人の刑事が、刑事の上司に「加賀刑事の解決の仕方をよく見ておけ」というようなことを言う。加賀刑事が主人公の男が自ら自供し罪が少なくなるように誘導していくところ。

・愛する連れ合いを亡くし未亡人になった人は、生前の連れ合いがどのような気持ちで生きて生活していたのかを知りたくなるものなのでしょうか。