45歳から始める英会話とプログラミングの行く末。

もう45歳になってしまいました。が、前から身につけたい!と思っていた英会話とプログラミングを取得していくために(挫折しないように)日々をつづります。

砂の王国 ~萩原浩~

一流の証券マンが挫折しホームレスになったところから始まる。

自分もホームレスになるイメージを空想することがちょくちょくあるが、お金の価値観がリアルに描かれていると思う。パン一つ買うのに3円足りない、あと100円あったらパン一つ買える。今の自分は100円は決してはした金とは思わないが、セブンイレブンのホットコーヒー1杯をたった100円とも思わないが、例えばスーパーで6800円のお会計と6600円のお会計では200円も違うのに何とも思わない。お金の価値はそのときの自分の状況によって全くありがたみも必要性も簡単に変わってしまうことがよく描かれていると感じました。

ストーリーは、ホームレスになった主人公が、何とかホームレスを抜け出すため、また世間に復讐するため、絶世のイケメンでちょっと社会不適合者のようだが人を引き付けるオーラを感じる若者と、その日暮らしのような胡散臭い占い師をのオヤジと一緒に新興宗教を立ち上げる話。
新興宗教を立ち上げる資金を渇望していた主人公は、占い師のオヤジに誘われ競馬に行き、なんと300万円をてにいれる。それを元手に都内の安いテナントを借り、3人で宗教を興した。